19世紀後半、欧米の富裕層に人気のシルクスカーフは、日本の「横浜のスカーフ」でした。

 

1876年セントルイス、1878年パリ、そして1880年メルボルンと、当時世界最高の万国博覧会において、数々の賞を受賞。長い間、世界最高のシルクスカーフとして君臨し続けました。

 

しかし、関東大震災、第二次世界大戦…日本を襲った未曾有の災害が、ひとりまた一人と一流の職人を消し去っていき、世界中を虜にした横浜スカーフは過去のものとなってゆきます。

 

しかしながら、近年昔の技法を調べ、そこに新しい技術を加えることで横浜スカーフがまた世界で脚光を浴びつつあります。

 

薄地へのプリント技術は、世界のどこにもない品質。日本人が誇りとする世界最高のスカーフを、ぜひ体感してください。

ドットワイ(.Y)のスカーフは、本物の横浜製にこだわる希少な工房で生産されています。そのため、大量生産ができず、販売も限られてしまいます。

 

それでも国産とハンドメイドにこだわるのは、身近な伝統を守ることが多様性を持続させ、未来への架け橋になると信じているからです。

 

横浜シルクは、身につけた女性を魅了する独特な色彩と肌触りを持っています。特に繊細な柄に鮮やかな色使いは、150年以上続く匠の技があるからこその表現。

 

ヨーロッパの気候では、生地が厚くなりがちなため、薄地へのプリントのノウハウが少ないのです。

 

そのため、横浜の手捺染の持つ薄地へのクリアなプリント技術は、現在も世界トップクラスの品質となっています。